そぎ落とし経営実践会（以下、IPPO）を始めた経緯や背景はなんですか？
「何のために働いているのか？」その問いが、すべての始まりでした。
かつて僕は売上に伸び悩み、休みなく2年間カフェを回し続けていました。
しかしどこにでもあるようなメニューだったため選ばれる理由がなく、結果は2年を通して-55万円という赤字でした。
何のために働いているんだ・・と、体も心も限界寸前になりましたが、ここで一人のお客さまに救われることになります。
そのお客さまは小麦アレルギーに困っており、たまたま提供していた「小麦を使わないからあげ」にひどく感激して、何個も購入してくれたんです。
ここでようやく「お客さまに喜んでいただける本当の価値」に気づいたんです。その後は特徴のない商品をやめ、強く求められる価値の提供に徹しました。
すると驚くほどビジネスが成長し、心にゆとりが生まれて人生も良くなっていったんです。
こんな実体験から得た成果を、同じ悩みを抱える多くの人に伝えたいという想いでIPPOを立ち上げました。
IPPOでどんな人の力になりたいですか？
「これ以上、一人で事業をがんばれない」と感じている方の力に。
IPPOには、これまで事業を頑張ってきた真面目で誠実な方が多く集まってきます。頑張ることが当たり前だけど、学んで努力しても思うような結果が出ない。それで悩んでいる。
私も同じように何度もつまずいてきました。「なんで自分だけこんなにできないんだ・・・」と、孤独を感じた日もあります。
だからこそ、IPPOでは“やさしく学び、確実に実践できる場”をつくっています。やるべきことを順序立てて、小さな一歩に分解し、講師とともに実践すれば進んでいけるようになる。
IPPOは、事業の再構築だけではなく、人生の再出発にもつながる場所です。「がんばり続ける」ではなく「事業と人生を楽にしながら再出発する」。
そのための一歩を踏み出し、応援できる場所でありたいと思っています。
IPPOの魅力や事業としてのやりがいはなんですか？
「やめること」から始める、人生ごと整うビジネス支援が魅力です。
多くのビジネス講座では、集客や売上アップの手法を学びます。
もちろんそれも大切ですが、IPPOではまず「やめること」から始めます。
やることを増やすのではなく、そぎ落とす。
ムダな商品、面倒な発信、合っていないターゲット。そういった、頑張っても報われない努力を見直すことで、本当に届けたい人に本当に価値あるサービスを届けられるようになります。
不思議なことに、事業が整うと人生そのものも整っていきます。
時間が生まれ、気持ちの余裕が増え、自分も周りも笑顔が増える。
IPPOは、単に売上を伸ばす場所ではありません。事業の仕組みを作り、あなたが豊かになり、周りもその豊かさを受け取る良い循環を生み出す場所です。
だからこそ、この仕事には深いやりがいがあると感じています。
IPPOのビジョンは？何を実現したいですか？
「この人生を選んで良かった」という人であふれるコミュニティへ
現代の働き方は、どうしても頑張ることが正解になりがちです。
ですが僕は、がむしゃらに頑張るほど人生が崩れていく経験をしてきました。
だからこそ伝えたいのは、
・必要のないものを手放して楽になり
・顧客に喜ばれ、あなたもやりたいと思う高価値なことに絞って提供し
・相応の対価をしっかり受け取る
ということ。
事業を身軽にすることで人生にも余裕が生まれ、ワクワク生きられるようになります。IPPOは、そんな人が集まる場所でありたいと考えています。
IPPOを通じた、会社全体としての今後の展望は？
オフライン交流の場も整え、ゆるくつながりながら頑張れる環境を作ります
IPPOは「講師と受講生」という関係性ではなく、「ともに事業を頑張り、人生を楽しむことを目指す仲間」というスタンスを大切にしています。
参加される一人ひとりが自分らしい働き方を取り戻し、その方の家族や友人、仲間にも良い影響が伝播する。そんなあたたかい循環をつくるために活動しています。
今後はリアルで会える場であるコワーキングカフェを東京にも作り、徐々に地方にも展開することも視野に入れており、オンライン・オフライン両方の交流で、どこにいても一緒に事業を頑張れる環境を作ることが今の目標です。
受講生の方々と楽しんで取り組んでいくことが、やがて多くの人の人生とビジネスを変えていけると信じています。
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